一生付き合える歯医者さん

「口がネバネバする」「口臭が気になる」…

それは、お口のちょっとした変化に思えるかもしれません。

朝起きたとき、口の中がネバついている。
ふとした瞬間、自分の息が気になる。
そんな経験、ありませんか？
誰にでも起こりうる身近な変化だからこそ、「まぁ大丈夫かな」と見過ごしてしまいがちですが、実はお口の中の環境に一時的な変化や、何らかの異常が起きているサインかもしれません。
今は気になるだけの状態でも、少しずつ不快感が強くなり、やがて虫歯や歯周病、口腔乾燥などのリスクにつながることもあります。

なぜネバつきや口臭が起きるの？

口の中のネバつきや口臭には、さまざまな原因があります。代表的なものは以下のような要因です。

• 唾液の分泌量が減っている
  加齢・ストレス・服薬・口呼吸などの影響で唾液の量が減ると、口の中の細菌が増えやすくなります。唾液にはもともと細菌を洗い流す「自浄作用」があるため、それが不足することでネバネバ感やにおいが生じやすくなります。
• 舌の汚れ（舌苔）がたまっている
  舌の表面に白っぽい汚れ（舌苔）がたまると、細菌の活動により揮発性硫黄化合物（VSC）などの臭いの元が発生し、口臭の原因になります。歯磨きでは取り除ききれないことも多く、気づかずに悪化してしまうケースも少なくありません。
• 歯周病や虫歯が隠れている
  歯ぐきの炎症や、気づかないうちに進行した虫歯からも、においの元となる成分が発生することがあります。初期段階では痛みがなく、口臭だけが症状として現れる場合もあります。
• 生活習慣が影響している
  喫煙や水分不足、偏った食生活、間食の頻度が多いといった日常の習慣も、口腔内の細菌バランスを乱す要因となります。

放っておくとどうなるの？

「少し気になるだけだから…」と放置していると、以下のような問題につながる可能性があります。

• 歯周病や虫歯の進行
• 慢性的な口腔乾燥（ドライマウス）
• 味覚の低下や口内炎の頻発
• 高齢者の場合は誤嚥性肺炎のリスク上昇

口臭やネバつきは、「生活の質（QOL）」に直結する悩みでもあります。
周囲の人とのコミュニケーションに消極的になってしまう方もいらっしゃいます。