こんなお悩みありませんか?
CONCERN
歯茎が腫れている・出血する

歯茎が腫れている・出血する…それ、
“静かに進行する病気”のサインかもしれません
「鏡を見ると歯茎がぷくっと腫れている」
「歯みがきのたびに出血する」
「何もしていなくても歯茎がズキズキする」
こうした症状がある場合、歯ぐきの中で炎症や感染が進行している可能性があります。
ごく軽い症状に感じても、その背景には歯周病や根の病気など、放置できない状態が隠れていることも。
早めに状態を確認することが、大切な歯を守る第一歩です。
歯茎が腫れる・出血する原因はさまざまです
歯茎のトラブルとひとことで言っても、その原因は一つではありません。
対処法も原因によって大きく異なります。
- 歯周病(歯槽膿漏)
歯垢や歯石に含まれる細菌が歯茎に炎症を起こし、腫れや出血を引き起こします。進行すると歯を支える骨が破壊されることも。 - 親知らずの周囲の炎症(智歯周囲炎)
特に下の親知らず周辺で起こりやすく、腫れ・痛み・膿を伴うことがあります。 - 歯の根の先の炎症(根尖性歯周炎)
過去に治療した歯が再感染を起こし、根の先に膿ができている場合もあります。 - 詰め物や被せ物の適合不良・咬み合わせの異常
長期間の圧や刺激が慢性的な炎症を引き起こすことがあります。 - ホルモンバランスやお薬、全身疾患に起因する歯肉炎
妊娠・更年期・特定の薬剤の影響、糖尿病などが関係することもあります。
放っておくとこんなリスクも…

当院では「原因の特定」と「早期の対処」を大切にします。
- 歯がグラついてくる
- 強い口臭や膿が出る
- 噛みにくくなり、食事がしづらくなる
進行すると歯を失ったり、顎の骨にまで影響する場合もあります。
細菌が血流に乗り、心臓や糖尿病など全身への影響が報告されているケースもあります。
歯茎の腫れや出血は「すべて歯周病」というわけではありません。

- 初診時の対応例
・問診・視診・歯周ポケットの検査
・必要に応じたレントゲン撮影や歯石のチェック
・痛みがある場合は、洗浄・消毒・内服処方などの応急処置
・診断結果に基づき、歯周基本治療・根管治療・補綴調整などの治療計画を立案
治療はできるだけ患者様の負担が少なく、進行を防ぎながら改善を目指します。
「腫れているけど、我慢できるから…」それが一番危険です。
一時的に症状が軽くなっても、炎症の根本的原因は残ったままのことがあります。
市販のうがいや薬では根本的な原因までは取り除けません。
症状が進んでからの治療は、治療期間も費用も身体の負担も大きくなりがちです
こんな症状がある方は、早めのチェックをおすすめします
- 歯みがきやフロスで歯ぐきから出血する
- 歯ぐきが赤く腫れている、押すと痛む
- 歯ぐきから膿のようなものが出る
- 噛むと違和感がある
- 前より歯が長く見える(歯茎が下がっている)

これらの症状は、
歯茎の炎症や骨の吸収が始まっているサインかもしれません。
できるだけ早めに歯科医師にご相談ください。